新年のご挨拶
新年あけましておめでとうございます。
旧年中は格別のご支援を賜り、心より御礼を申し上げます。
2025年は、昭和100年の節目にあたる年だそうです。この100年の間にも、映像の表現方法や道具は大きな進化をし、また近年のAIや画像処理技術などの登場も相まって、映像業界は変革の時を迎えております。
昨年はそんな時代の中で、自分たちの立つ場所を常に問われ続けていたような気が致します。どこを目指し、向かうべきなのかを…。
しかし、そんなたいそうな時代を生きているような気がしていたのですが、年末に樹木希林さんの「120の遺書」という本を読んでおりましたら、根は深くも、風に吹かれ、そよぎながら生きる、軽やかさと信念のような思いが綴られておりまして、自分は少し力み過ぎていたのかな、なんて省察を深めました。
目指し、向かうべきは、風に吹かれ皆様に求められたものを返すところへ。そして、その時代の全てを引き出しに入れて、蓄えておく。もちろん苦手なこともありますが、それでも入れてみながらどんな時でも応えられるように、引き出しの段数を増やしていく。
満たさず、ゆとりを持って、真摯に向き合う。そしてその上で、私たちは、誰かの大切な映像をつくっているんだ。
そんなことを年が明けて考えておりました。
樹木希林さんのご本の中で
楽しむのではなく面白がる。楽しむのは客観、中に入って面白がらなきゃ。
自分のダメさも認めて面白がる。全てよかったことにする。平気に生きればいい。
そんなことが書かれておりました。
今年も様々なことがあるでしょう。そんな時代の風にそよぎながらも、日差しや雨粒をあびながら過ごす怒涛の一年がはじまります。
さてさて、どんな一年になるでしょうか。
面白がらなきゃ損な気がしてきました。
あぁ、今年はどんな素敵な映像に携われるのか。
2025年が、皆々様にとって穏やかで幸せあふれる一年となりますよう心よりお祈り申し上げます。
本年もまた、是非ともHIROBAをどうぞよろしくお願い申し上げます。
株式会社HIROBA
代表取締役 宮部 一通